ようやく

6月になって緑のコントラストが更に綺麗な季節となっています。「クラフトショップもくもくハウス」の看板も第2駐車場前に落ち着きました。昨年のリニューアルオープン前に登米市から看板の交換依頼がありました。40年も屋根に着いていた看板(途中、新しいものに交換しています)を外すことには物議を醸しましたが、施設内に再利用することを確認して移動する経緯となりました。ところが基礎部分を新しい看板に再利用されたことで、基礎を新たに設置するという事態となり、今日まで時間がかかった次第です。時の流れとともにいろいろなことがあるものですね。古い話を言っても仕方ありません。これからを考えることの方が重要です。
今日は産直部会の皆さん、山形方面へ日帰り旅行に8時に出発してました。木工組合は何年も前から希望していた九州の旅へ出かけ、昨日は湯布院「アトリエとき」へ。本日は「熊本伝統工芸館)経由、ハウステンボスへ行ってます。湯布院は津山の工芸の始まりの時に、ろくろの名手である時松先生に指導を受けた経緯があり、その地を訪ねたいという希望でした。写真3枚目の角トレーなどの作品である津山の矢羽開発にかかわった重要な先生です。私たちが矢羽模様を40年以上も継続して作り続けるのには、今でも時松先生への感謝の気持ちがあるからなのです。時松先生はお亡くなりになっても、お弟子さんが作品を引き継ぎ、新しいデザインでうつわやカトラリーをつくっています。今はスマホがあるので、宮城で留守番の私たちにも視察や交流の様子がすぐに伝わってきます。熊本伝統工芸館はみやぎ地場産品開発流通研究会を通じ、展示会などでお世話になっています。当組合が水害時にはお見舞金をいただくなど多大なるご尽力をいただいております。
今回は九州の皆様の人情味あふれた対応に、東北から九州を尋ねた職人たちは恐縮するばかりであります。人々のあたたかい対応に「人間っていいなあ」を感じ「ありがたいな」という思いでいることでしょう。モニターやSNSでは通じないことも、会ってみて、触れてみて感じることの大切さが、この3年間の日々に最も待ち望んでいたことと思います。3年間、先の見えないエンドレスが続く中、こんな日が早く来ることばかり願っていましたね。皆さん無事に安着することを願って、、どうやら眠くなってきましたのでおやすみします。続きはまたの機会に、、。